Ryunosuke Hayami
Last updated: January, 2011

速水 竜之介 (Ryunosuke Hayami)

電気通信大学 電子工学科 上野研究室
2011年度 卒業研究生


自己紹介, ver. 2, 2010年12月31日

電子工学を選んだ理由、この研究室を選んだ理由

パソコンやテレビ、オーディオ機器等のハードの部分を作りたいということを考えたとき、それに最も近く、広い範囲を学ぶことができるということで電子工学科を選びました。逆にいえば、やりたいことがあってその一つについて深く学ぶよりも、広く学んだ上で一つのことを研究していくということが大事だと考えていたので、この学科を選びました。

上野研究室では光通信という時代の先端を行く研究をしており、まだまだ研究していく楽しみがあるところに惹かれました。さらに、将来的には絶対に必要である高速かつ大容量の光通信という分野に自分も関わりたいと思っていて、国際的な視野で活動していることも大切だと考えているので、この研究室を選びました。


得意な科学技術、専門科目、実習体験など

今まで受けた科目の中では半導体工学が得意です。キャリアの動きによって動作や性質が変わるということを学んだときに、電子レベルで物事を見ていく面白さがありました。例えば、電子工学実験第二でMOS構造の動作原理を考えたとき、電圧の向きが変わると電子の移動方向も変わるので、静電容量も変わります。また、正バイアス時には、電圧の強さによって少数キャリアを考える必要があるかどうかも変わってきます。だから、電子や正孔の動き、比較的な量にも目を向ける必要があるとわかった時に、今までは「電圧をかければ電球は光る」という目で見える現象での理解であったが、今度は目に見えない動きでどういう現象が起きるのかということを考えることが楽しくなっていました。
他には、量子力学や光電子材料学などの別々の講義で、内容が重なったときには理解を深めることができました。量子力学で光に粒子性があることを示すコンプトン効果を学び、光電子材料学では光の粒子性と波動性の両方の面の保存則から光吸収や発光過程の光学遷移を考える必要があると学び、光の性質をさらに理解することができました。しかし、光にはまだまだ色々な性質があり、例えば、波長によって光の強さが変わったり、目で見える色が変わったりするなどの現象があります。そのようなことについても興味があるので、量子エレクトロニクスの授業も興味を持って受けています。


上野研で研究したいこと

研究したい内容は、光での伝送において誤りを減らして効率や速度の向上に関する研究をしたいと考えています。さらに、光通信では様々なインターフェースを一つにまとめることが可能だという話もあるので、その方法や原理についても少し興味があります。
しかし、具体的なことはまだよくわからないので、基礎的な事をしっかりと固め、さらにそれらの色々な情報を集めたうえで、将来のことを見据えたテーマについて研究していきたいです。

また、産学官連携という大学の中だけではできない研究をすることで、高コストな設備等の使用による実験や、専門家の方々の意見を聞いた上での問題の改善や向上につながる研究もできたらいいと考えています。

卒業後の予定

大学院への進学を考えています。しっかりとした研究をしたいということもあり、学部4年間だけではどうしても広く浅くの勉強になってしまうので、自分の専門分野について理解を深めることが大切だと考えています。そのためには大学院へ進み、より具体的かつ現実的な技術や知識を学ぶことのできる大学院に進学したいと考えています。

また、技術的な面だけでなく、精神的な面でも自分で何かを成し遂げたという自信を持つことで、将来壁にぶつかったときに乗り越えるための力にもなれたらと思います。

趣味

写真、登山、バスケ

出身地

神奈川県横浜市

連絡先

email: nospam-hayami@ultrafast.ee.uec.ac.jp
(アドレス先頭の「nospam-」を削除して、ご利用ください。スパムメール対策のため。)


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