Kenta Sugiura
Last updated: April 12, 2010

杉浦 賢太 (Kenta Sugiura)

電気通信大学大学院 電子工学専攻 上野研究室
博士前期課程学生


自己紹介, ver. 1, 2007年12月18日


自己紹介, ver. 2, 2008年5月16日

電子工学を選んだ理由、この研究室を選んだ理由

私は、高専の電気電子システム工学科を卒業し本学科3年に編入しました。本学の電子工学科を選んだ理由は、高専で学んだ知識をより高めたいという理由です。また、なぜ高専のときに電気電子システム工学科を選んだかというと、最初はただ単純に、中学の技術の時間や、クラブの時間に電気工作キットをつくり、とても楽しく感じ、その回路を見て不思議に感じたからです。そして“電気”という私たちの生活に無くてはならないものであり、実態のつかみづらいものを扱うことに興味を持ったからです。

私が上野研究室を希望した理由ですが、以前研究室を見学させていただいたときに、上野先生の説明をじっくりと聞くことができました。そのときに見た装置、回路はどれも特殊で難解に見えましたが、説明を聞いた中で数百ギガHzといった私が今まで扱ったことの無いような光信号を制御するということに研究対象としての魅力を感じ、またその研究が近い将来、社会に何かの形で役に立つのだろうという予感がし、これも研究意欲を高める要因になると思いました。

また、上野研究室では日本全国はもちろん海外での学会発表も多く行なっているため、私にもあるいは海外で発表するチャンスがあるかもしれないと思ったのも理由のひとつです。

得意な科学技術、専門科目、実習体験など

得意科目は、電磁気学、電子回路です。私は、高専の5年時に卒業研究を行ないました。テーマは「微小距離測定装置の作製」です。薄膜などの厚さを測定するための装置で、装置の構成は、試料を入れるホルダ、測定回路、パソコンを使ったVisual Basicでの制御という3つから成っています。測定方法は、試料のキャパシタンスを測ることで、試料の厚さを測るというものでした(試料の面積は既知)。最終的には、装置の特性を測るところまで研究を進めることができました。もちろん、卒業論文も制作し、学内でのプレゼンテーションは、中間発表、最終発表などを行なってきました。このように高専で卒業研究を経験したことを大学での研究に生かしたいと思っています。

具体的に、研究をして大切だと思ったことは、研究の背景を知ることです。これを疎かにしてしまうと、研究の進みが悪くなると思います。逆に背景をよく理解することで、いい研究成果を出すことができると思います。もちろん、研究に対する意欲、姿勢はなによりも大切です。

また、高専の4年時に静岡の工場でインターンシップを行ないました。そこでは、プログラマブル・コントローラや、リレーなどを用いた機械的な回路設計について実習しました。そこで一番学んだことは、実際に社会で働くことの厳しさです。

上野研で研究したいこと

見学した中で、一番興味を持ったのは、顕微鏡で見なければほとんど見過ごしてしまいそうなほど小さい素子で、数百ギガHzという高い周波数の信号を制御する研究です。あれほど小さいもので光を制御できるという事実に驚きと、関心を抱き、研究してみたいと思いました。

また、その素子を利用した回路を研究することにも興味があります。

私は、高専での卒業研究と大学での卒業研究の質は違うと思っています。ここにも大学進学の理由があります。大学だからできること、より専門的で実践的な研究であったり、学外発表であったりをしていきたいです。そのためにはまず、基礎的な専門知識、英語の能力を上げたいと思います。

卒業後の予定

今は大学院に進学したいと考えています。それは、就職に有利だからという理由もありますが、卒業研究をすることで研究に対する基礎知識を身に付け、それについて本当に研究ができるのは大学院に行ってからだと思うからです。

卒研の1年、大学院の2年で、これからの人生に必要な能力、英語や自分で考えて行動に移す力、さらに社会の流れや仕組みを少しでも身に付けたいと思います。また今後の自分のために、学外の学会で発表する、という経験も積んでみたいです。  

趣味

読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、野球、テニス、釣り、ギター。

出身地
静岡県浜松市 (高専は愛知県豊田市)

連絡先
email: nospam-sugiura@ultrafast.ee.uec.ac.jp
(アドレス先頭の「nospam-」を削除して、ご利用ください。スパムメール対策のため。)


今後3ヶ月の抱負 2008年7月22日



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