Kazuki Yanagisawa
柳澤 一城 (Kazuki Yanagisawa)

電気通信大学 電子工学科 上野研究室 卒業研究生

新卒研生へのメッセージ 2006年2月21日
上野研の紹介
まずはじめに、上野研究室ではこれからの通信分野を担う、世界でも最先端の研究をしています。私は、実は他の研究室を志望していて配属できずにこの研究室に入ることになりました。しかし、研究をしていくうちにだんだんと興味を持つよう になり、自分が最先端の研究の一部に貢献できるということなどに喜びを感じました。実際に、卒研でできるのは基礎段階ですが、もし大学院に進学などを考えていれば世界で初めてであるような研究もできます。院生の先輩をみていると、定期的に学会に発表したりいろいろなことをしています。研究室のメンバーはまだ発足からあまり経っていない研究室ということもあり、人数は少ないですが、マスター・ドクターの院生もいます。外国からの研究員もいて英語の勉強にもなります。

経験談
4年生になって研究室で生活するようになってから、前半は毎週のセミナーの準備や院試の勉強をしていました。毎週のセミナーは自分の代では3人であったため、毎週毎週何かしら準備をしなくてはならなかったので大変だと思いました。しかし、あとになって卒論を書いてるときに気づいたのですが、セミナーでやったことが卒論にも使うことが多かったのでしっかりセミナーもしっかり受けましょう。また、物品の発注先の人とのコミュニケーションも大事です。私は卒研で必要な部品の納期が大幅に遅れ、さらに、不良品が混ざっていたりとたくさん苦労しました。もちろん製造元に問題があるわけですが、もっと自分から催促をしたり、代替品を送ってもらうなどいろいろできることがあったと今では思います。研究だけではなく、自分自身の将来に役立つことがたくさん経験できました。

アドバイス
まず、はじめはわからないことだらけですが、人に聞く前に本を読みましょう。やさしい本〜難しい本まで研究室にはたくさんありますが、やさしい本で十分です。初めのうちは概念をつかむことが重要だと思います。卒論でも、原理とか書くときには難しい本を使いましたが、基本的にはやさしい本が一番役に立ちました。  私は実験班で、もちろん初心者なので院生と一緒に実験をさせていただきました。卒研生の人で実験班の人はだいたいそのようなスタイルになると思います。そのため、院生の方も自分の実験があるため、貴重な時間を割いてもらっているという意識の上で計画的に実験をやりましょう。つまらないことで再実験とかにならないように、実験に入る前にも自分で調べたり院生に聞いたりとしっかりした計画を立てると、実験もスムーズにおこなうことができると思います。また、実験器具の取り扱いには十分注意をしましょう。自分の実験ができなくなるだけではなく他の人もできなくなってしまう可能性が大なので、注意はあらかじめじっくり読んでおきましょう。