Keita Yoshikawa
Last updated: September 9, 2010

吉川 恵太 (Keita Yoshikawa)

電気通信大学 電子工学科 上野研究室
2010年度 卒業研究生


修士課程進学に対する抱負, v. 2, 2010年9月9日



  大学院では自分で判断し、行動する事ができるという力を研究と共に学び、身に付けたいと思っています。研究ではこのデータとこのデータが関係しているといった判断や、これはこの原理に従っているなどの判断を実際に養うことが出来ます。このような判断というものは将来的に研究をする上で必要不可欠なセンスだと思います。また、私たち4年生は今まで勉強ばかりで、ほとんどが受身の学習でした。しかし、研究では自分で長期的な目標を立て、自分でそれに少しずつでも近づいていかなければなりません。これはほとんどの学生が今までに経験したことのないことだと思います。そして、この「長期的」なことがこれから重要になってくると思います。長期間のなかで効率よく、自分で計画を立てて目標にいたる、これも重要な力の一つだと思っています。また、この大学院という期間はこのような力を育てるのに大切な期間だと思います。これは生涯の財産になります。

  具体的な研究としては半導体光増幅器(SOA)を使ったDISCゲートで論理ゲートを作りたいと思っています。また、SOAのパターン効果を抑制するためにSOAと入力光波長との関係を調べ、非線形位相シフトと光加速の入力光波長との関係を明らかにし、改善しようと考えています。

  将来のキャリアにどのように繋がるかということですが、企業から見てもただ上の人に従っているだけの人はいらないと思います。なので、自分で判断でき行動できる力というのは企業が欲している、かつ自分もそういう人になりたいということで、将来に繋がると思っています。



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