Rei Suzuki
鈴木 励   

電気通信大学 電子工学科 上野研究室 博士前期課程

今年度終盤の抱負、2006年1月5日
上野研究室に配属してからの三年間、長いようで短い月日でした。 私は当初から研究に自分のオリジナリティを織り交ぜていきたいと考えていました。 その努力が実り、20ヶ月もの長い間沈黙を保っていたパルス発生器から 高品質のパルスを発生させることができ、さらには10Gから40Gに高周波化に成功するなど 多くの成果を残すことができました。これらの成果は先生の言いつけを忠実に守るだけではなく、 自らのアイディアを試行錯誤してきた結果だと思っています。

一方で、心残りは電気スペクトルのマルチモード成分を除去できなかったことです。 光スペクトルは中心成分の欠落を克服した、自己相関波形は消光比の高いパルスを発生できたなど、 多くの前進がありましたが、電気スペクトルに関しては精度の悪い測定だったこともあり進捗が少なかったように思います。 残りの時間を使って、後輩たちがこの課題にすぐに取り掛かってもらえるように、昨年度考案したEAMを用いた測定法を試すなど電気スペクトルを精度よく測定する方法を確立していきたいと考えてます。