Last updated: March 13, 2011


青木 拓 (Taku Aoki)

電気通信大学 電子工学科 上野研究室
2011年度 卒業研究生


自己紹介, ver. 2, 2010年12月31日

電子工学を選んだ理由、この研究室を選んだ理由

大学に入学する段階では、自分が将来どのようになりたいのかはっきりと思い描けてはいませんでした。しかし、技術者として工学分野の仕事に携わりたいとい う漠然とした思いはあったため、ソフト・ハードの両面を選べる電子工学科を選びました。
その後進学し、量子力学の講義の中で、「ムーアの法則」の存在を知りました。そこでは、単位面積あたりの素子数はこれから益々増えていくだろうという話題 の一部として挙がっただけでしたが、それから、演算速度に関してもムーアの法則が成り立っており、このままでは演算速度の向上は頭打ちになるのではないか という予測があることを知りました。上野研では、この演算速度の限界を超えるために、より高速・省エネの光デバイスの研究を行っていると聞き、そこに魅力 を感じたため志望しました。
また、学年があがり専門科目を学ぶようになればなるほど、これまでの基本的な事柄が以下におろそかになっていたかを痛感し、卒業研究を通 して、もう一度電子工学の基礎を固めたいと思ったためでもあります。


得意な科学技術、専門科目、実習体験など

得意な科目は電子回路。その中でも、ダイオードやトランジスタなどの非線形素子が、回路中でどのような振る舞いをしているのか解析するこ とが得意です。また、電子回路の講義の中ではあまり触れませんでしたが、FETについても学びたいと思っています。今後、増幅やスイッチングのための素子 としては、トランジスタにと共にFETが広く用いられるようになるだろうからです。さらに、応用電子回路の講義では、実際に広く使われている電子回路(発 信回路など)がどのように動作しているかを学ぶことができました。
一方で、実験科目などで報告書を仕上げるにあたって、資料から使える情報を探したり、共同実験者と相談しながら結果をまとめるといった作 業も得意です。電子工学実験第二以降では、2?4人程度の小グループで共同の報告書を作成したり、プレゼンテーションを行ったりするという機会が多く、共 同実験者と議論しながらひとつのものを仕上げるという経験を積むことができました。


上野研で研究したいこと

実際に自分の手で装置を組み上げて高周波信号を生み出し、それを測定・評価する手法に興味があります。特に、西7号館の実験設備の複雑さ に圧倒され、自分の手でこれを動かしてみたいと感じました。
これまでの学生実験では、あらかじめ与えられた装置で、決められた手順に従って実験を進めるということが多かったので、卒業研究にあたっ ては、目的のために必要な装置を考えて、自ら組み上げることができればいいと思っています。
また、そのための基礎学力として、電気・電子回路学、電磁気学、半導体工学、量子力学などに習熟し、電子工学を修めたというにふさわしい 人間になりたいと思います。


卒業後の予定

就職希望です。これまで学んだ事柄や、これから卒業研究を通して経験するであろうことが、少しでも活かせる就職先がみつかればよいと思い ます。


趣味

読書(主食はハードSF、ミステリ)、古本屋(ブックオフ)巡り、昼寝。

出身地

宮城県 多賀城市

連絡先

email: nospam-aoki@ultrafast.ee.uec.ac.jp
(アドレス先頭の「nospam-」を削除して、ご利用ください。スパムメール対策のため。)





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